選択研修期間に、1-3か月間選択可能となります。
当科の特徴は、感染症、アレルギー、悪性腫瘍等多岐にわたる疾患を対象にしており、短期間にcommon disease及び大学病院ならではの稀少疾患を経験できます。 よって、疾患の病態も複雑であることが多く、一見とっつきにくい領域と考えられがちであります。
しかし、考え方を変えれば、複雑な病態を解き明かし、患者様を治すために、丁寧な理学所見や問診の取り方、幅広い知識や技能を習得できる診療科でもあります。
特に技能では、画像の読影、気管支鏡手技、全身管理を磨くことができます。
以上の知識や技能は、将来どのような診療科を選択した場合であっても、必ず活かすことができます。
また当科では、指導体制を屋根瓦方式として、研修医の皆様に寄り添った指導を行っていく方針です。 さらにカンファレンスや日々の臨床を通して、研修医とともにクリニカルクェッスチョンに気づき、その答えを一緒に見つけていける研修の場を提供していきます。
初期臨床研修
研修の概略
- 【特色】
- 期研修期間中に、胸部レントゲン、胸部CT等の読影の基礎を固めることが可能であり、短期間に多くの読影経験を積むことが可能となります。 さらに指導医による読影所見のフィードバックをうけることで、読影力が着実に身につきます。
また、他科では経験しづらいが、救急処置では必要不可欠な気管支鏡検査の手技が習得可能です。
- 【指導体制】
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〇チーム制で、指導は1対1
- 内科指導医 3人(認定内科医 4人、総合内科専門医 2人)
- 日本呼吸器学会 指導医 2人、専門医 3人
- 日本呼吸器内視鏡学会 指導医 1人、専門医 2人
- 日本アレルギー学会 指導医 1人、専門医 2人
- インフェクションコントロールドクター 2人
- 日本プライマリー・ケア連合学会 認定医 1人、指導医 1人
- 日本医師会認定産業医 1人
- CT検診学会 専門医 1人
- 【研修期間】
- 1-3か月
- 【研修内容】
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- 病棟患者をチームにて担当し、主に病棟業務に従事する
- 医療面接、身体所見、検査所見を診療録に記載し、Problem Oriented Systemに従い、診療計画を立て、診療にあたる
- 受け持ち患者の検査(気管支鏡検査等)や手技(動脈血液ガス採取、胸腔穿刺、中心静脈カテーテル挿入、胃液採取等)を指導医のもとで施行する
- 受け持ち入院患者様の退院サマリーを作成し、指導医にチェックの後、完成させる
- 抄読会、新患カンファレンス、教授回診、医局主催の研究会に参加する
- 【魅力】
- 問診、理学所見、画像診断、採血、侵襲的検査等の結果を総合的、正確かつ合理的に解釈できたときに初めて、問題が解決できることを実感できる。 つまり、医師としての幅を広げることができ、きっと長い医師人生の一助となります。
- 【研修スケジュール】
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月 火 水 木 金 午前 抄読会
病棟回診病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診 午後 気管支鏡検査
病棟診療新患カンファレンス
教授回診気管支鏡検査
医局会
肺癌カンファレンス病棟回診 病棟回診 - 月曜日~金曜日 8:30~17:15
- 月曜日:8:00より抄読会、13:00より気管支鏡検査
- 火曜日:14:00より新患カンファ+教授回診
- 水曜日:13:00より気管支鏡検査、18:00より医局会、19:00より肺癌カンファレンス
- 【到達目標】
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呼吸器疾患の病態に対する、診断、治療、管理に関する基礎的な考え方を習得する。
〇具体的目標
- 呼吸器診療に必要な病歴を聴取できる
- 呼吸器診療に必要な主要徴候の理解と身体所見の取り方を習得する
- 病歴、主要徴候、身体所見から鑑別診断をあげることができる
- 急性呼吸器症状を呈する患者の診察と対処法を習得する
- 動脈血液ガス、呼吸機能検査の結果を解釈できる
- 胸部レントゲン、CT検査の基本的読影法を習得する
- 気管支鏡検査、胸水穿刺、胸腔ドレナージ等特殊検査の手技を習得する
- 呼吸器主要疾患(肺炎、喘息、COPD、特発性間質性肺炎、肺癌)についてガイドラインに準じた診療を習得する
- 気管内挿管の基本的手技、人工呼吸管理の導入と管理法を習得できる
- 病棟主治医となり、診察、診断、治療計画を立てることができる
- 基本的な緩和治療ができる
- カンファレンスにて、適切なプレゼンテーションができる
- 結核を含めた感染対策の基本ができる
- 他科への適切なコンサルテーションができる